住宅情報誌を見ていると、こうモヤモヤしたものがあふれてくる。
「この辺に食器棚だな、テーブルはこうして・・」独り言を言い出す。
ふと、我に返る時間があると窓の外では雨が音楽を奏でて僕を見上げる猫が
そう、昨日から東京で一人暮らしをはじめたばかりなのに、もう部屋を探している自分に可笑しくもあり。だけど とても悲しかった。
夕べは荷物の整理をしているだけで食事もそこそこに、部屋の近所を散策。
すれ違い様に目と目が合った彼女はもう遠く、街灯の陰に隠れて見えない。
遠くに残してきたあなたの事を思うと胸が痛く成ってくる。
もう少しで雨が雪にかわるかも知れない。 夏
決定的な思考の転換が、まるで月のように行われているのだとしたら。
きっと僕はあなたのそばでつかの間の自由を手に入れることは無いはずなのに もうすぐ春になる。いや、もう春は訪れていて、やっぱり 夏
自由に成るということは、その分自由が失われていると言う事だ。
だから、そんな小さな自由さえも、誰も気づかないでいる。
もったいないな。この自由を手にした時から本当の自由が始まっているのに。だからあなたを愛せているのに。
訪れた夏は短くて、すぐに冬が来る。僕の季節だ。
またお互いに暖めあえるならなんて幸せなんだろうと思う。